東雲アドバイザーズ株式会社

事例3:売りづらい一部借地権の店舗物件
東京都武蔵野市

概要

  • 相続財産である所有権土地・所有権建物・借地権が設定された底地を弊社にて購入後、借地権付き建物も追加取得し、権利関係を整備したうえで、完全所有権の収益物件として、地元の法人さまにご購入いただきました。

ご相談者さまのお悩み

  • 相続した土地1区画に古い店舗・アパートが複数建っているが、一部は所有権・一部は借地権と権利関係がかなり複雑になっている。テナントや借地権者との関係性も薄く、少ない賃料で自己管理するのは負担である。

本件のハードル

  • 所有権建物2棟と借地権付き建物3棟が一連の敷地上にあり、すべてが旧耐震基準、検査済証なし、境界未確定で、流動性の低い物件だった。
  • 所有権建物の稼動は店舗1テナントのみで、収益性が悪化していた。
  • 借地権付き建物のテナントもすべて店舗のため、立退き・再建築には向かない案件だった。
  • 本物件上の休眠抵当権の権利者にも相続が発生しており、連絡がつかない状態だった。

東雲のソリューション

  • ご相談者から現状有姿にて相続物件をすべて買取ることで、管理のご負担を解消し、相続財産を現金化しました。
  • 境界の確定、私道の通行掘削承諾の取得により、売りやすい形に本物件を整備しました。
  • 相続人調査を通じて、米国在住の休眠抵当権権利者を特定し、先方の弁護士と交渉の末、抵当権を抹消しました。
  • 早期の開発は無理なものの、長期保有目線ながら流動性の高い収益物件として、地場の法人さまにご紹介しました。

東雲の実施業務(アレンジメント内容)

  • 所有権建物・底地および借地権底地の相続登記申請代理、同物件の購入
  • 所有権底地と借地権底地の境界確定
  • 私道の通行掘削承諾の取得
  • 借地権付き建物の抵当権名義人の相続人調査、抵当権抹消の交渉、抹消の登記申請代理
  • 借地権付き建物の購入
  • 完全所有権の収益物件として売却

外観

権利関係before

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